帰宅してすぐソファーに身を投げ出した康介は、後ろ手で頭を抱え込んで天井を見つめていた。
テレビもつけていない静かな部屋の中には、隣室から忙しげに動く凛子のスリッパの音が聞こえてくる。
これは夢じゃないだろうか・・・
康介は考えた。
今、隣の部屋では凛子が自分の為に夕食を作ってくれている最中だ。
さっきベランダで見た彼女の格好がチラつく。
ベージュのスカートにエプロンを身に着けた凛子の姿を、康介は頭に思い浮かべた。
ベランダに干してあった彼女の淫靡な下着の数々・・・
男を強烈に刺激する凛子のミニスカート姿・・・
覗き見えていた白く悩ましい生脚・・・
康介の指先が思わずジーンズのジッパーに延びていく。
指先を伸ばした股間はすでに熱く、そして硬くなっていた。
康介は目を瞑り、ジッパーを下げると妄想に硬くなったペニスをおもむろに取り出しゆっくりと上下に扱き始めた。
「はぁはぁ・・・凛子さん・・・あぁぁ・・・」
あの夜以来、何度頭を翳めたであろう凛子の淫らな下着姿が頭の中に浮かんでくる。
女性経験の未だない康介にとって、新しく入居した隣人は刺激的すぎた。
アダルトビデオで見るような煌びやかな女優とはまた違ったリアルな興奮が、彼に押し寄せていた。
そしてその妖艶な隣人が今夜、自分を部屋に招きいれようとしているのだ。
ペニスを扱いている指先に先端から滲み溢れた興奮汁が絡みつく。
ヌルヌルと滑りのよくなった竿を、康介は妄想を膨らませながら必死に上下に擦った。
・・・これを・・もしかしたら今晩・・・
・・・凛子さんの唇や・・・アソコに・・・
康介の妄想が膨らんでいく。
いきり立ったペニスはパンパンに腫れ上がり、皮が剥けて真っ赤に変色した亀頭の先端からはダラダラと先走りが流れ出した。
左手で淫嚢を揉みしだきながら、太い血管が幾筋も通う肉茎を激しく上下に扱く康介の右手の動きが速度を増していく。
妄想だけでこれほどまでにいきり立ったペニスに、康介自身が驚いていた。
汗まみれになって荒々しい息遣いを見せる彼に、早くも絶頂が近付こうとしていた。
「あぁっ・・・も・・もう・・・」
その時だった。
康介の部屋の玄関のチャイムが勢いよく鳴り響いた。
扉の外から凛子の透き通った声が聞こえてくる。
「康介く〜ん・・・起きてる〜?・・・
ゴメンね・・・遅くなっちゃって・・・ご飯出来たから今からいらっしゃいよ〜・・・」
康介はビクッとした。
しかし、右手の動きは治まることを知らず、無意識に彼を絶頂へと導こうとしていく。
・・・あぁぁ・・・凛子さんの声だ・・・はぁはぁ・・・凛子さん・・・
室内に届いてくる凛子の声が康介の聴覚をリアルに刺激した。
あのピンク色の艶やかな唇が欲情した頭の中をよぎる。
そしてその瞬間、康介のペニスの先端から夥しい量の精液が飛び散り、その白く濁ったドロドロとした絶頂の証はジーンズの裾にまで達した。
康介は落ち着かない様子で室内を見回していた。
自分の部屋と左右対照になっているだけの間取りだったが、それが思いのほか新鮮に感じられる。
サイドボードの上に置かれた可愛いパンダのぬいぐるみ、そしてそのすぐ横を彩る真っ赤な造花の花飾りが、殺風景な康介の部屋とは違った女性らしい雰囲気を醸し出していた。
甘い香りの漂う室内をいまだ忙しげに動き回っている凛子の様子を、時折、康介は盗み見るような眼差しで見つめた。
目の前の小さな丸いテーブルでは、ガラスの器に盛られた緑々しいサラダとボイルされた大きな骨付きのウィンナー、それに白い湯気の立ち昇るスープパスタが彼の食欲をそそっている。
その湯気の霞の向こうで、エプロン姿の凛子が冷蔵庫の中を覗き込んでいた。
「あっ・・あったわ。やっぱり私、冷蔵庫の中に入れてたんだ・・・
ん〜・・よく冷えてるわね・・・
こないだね・・美味しそうな白ワイン頂いちゃったの・・・
康介君、お酒飲めるんでしょ?・・・せっかくだから一緒に飲みましょうよ。」
冷蔵庫の前で前屈みになっている凛子の下半身に、康介の視線が釘付けになった。
脚の付け根まで見えそうなほどの短いスカートのお尻が左右に揺れ、その下から真っ直ぐに伸びている彼女の白い生脚が彼を激しく刺激する。
今しがた絶頂の汁を放出したばかりの康介だったが、目の前にいる凛子の妖艶さに再び股間が熱くなるのを感じていた。
凛子が二つのワイングラスを抱え彼の方を振り返った瞬間に、思わず康介は血走っていた視線を彼女から背けた。
またしても妄想に耽りそうになっていた事に、彼は恥ずかしさを覚えた。
次第に心臓の鼓動が早くなり緊張が高まっていく康介の耳に、凛子の優しい言葉が聞こえてくる。
「これでよしと・・・
じゃあ乾杯するわね!・・・
え〜っと・・・何に乾杯かな・・・あっ・・そうだ・・・
私の一人暮らしのスタートと、若くて可愛い康介君との出会いに乾杯だ・・・
いくわよ・・・
それじゃあ・・・かんぱ〜い!」
凛子のその言葉に、康介は恥ずかしそうに顔を真っ赤にした。
緊張した面持ちでグラスを掲げるそんな康介を、凛子が悪戯な視線を投げかけながらからかうように言った。
「あはっ・・・そんなに緊張しなくてもいいのよ、康介君。
もしかして女性とこんな風に食事するの慣れてないの?だから緊張してるんでしょ?
うふっ・・・もったいないわねぇ・・・若いんだから今のうちに楽しまなくちゃダメよ・・
でも私ね・・・康介君みたいな可愛い男の子・・大好きだなぁ〜・・・
だから誘ったの・・・
まぁ・・・旦那と離れちゃったから・・一人で食べるのも慣れてなくて寂しいしね・・・
ほら・・・いっぱい食べてね・・・
せっかくお隣同士になったんだし、今日は二人で酔っちゃいましょ?」
赤く艶のある凛子の唇に小さな泡の立ったワイングラスが近付いていく。
彼女はそれを一気に飲み干すと、満面の笑みを浮かべながら康介を見つめて溜息をついた。
「ふぅっ・・・美味しいわぁ・・・
久しぶりに美味しいお酒を飲んでるって感じよ・・
ほら・・・康介君も飲んで・・・」
二人は談笑しながら次々と凛子の手料理を平らげていった。
美味いを連発しながら、凛子に勧められるがままにワインを口に注いでいく康介には、早くも酔いが廻ろうとしていた。
アルコールによって次第に彼の緊張が解れていく。
さっきは遠慮がちに彼女を見つめていた彼の眼はだんだんと潤み始め、目の前で頬をほんのりと赤く染めている凛子に男の視線を投げかけた。
エプロンを外したタンクトップ姿の凛子の胸の谷間が、まるで彼を挑発しているかのようだ。
ブラジャーを着けていない彼女の乳房の突起が、その白い布をツンと上に持ち上げている。
そして、彼女が長い髪を手櫛で色っぽく掻き上げる度に、甘い香りが彼の鼻を擽った。
・・・うふふっ・・・見てるわね・・康介君・・・
・・・もうアソコも硬くなってたりして・・・
凛子の心の中に妖しい悪戯心が浮かんだ。
ふとあの時の疑問が彼女の頭の中を過ぎる。
・・・康介君・・あの夜、私と引越し屋のお兄さんのエッチを聞きながら自分でヤッてたのかしらね・・・
・・・興味あるなぁ・・・酔った振りして聞いちゃおうかな・・・
・・・この子になら食べられちゃっても・・・
・・・若くて体力ありそうだしね・・・
・・・あ〜ん・・・私も熱くなってきちゃった・・・
目の縁を赤く艶やかに染めた凛子に淫らな妄想が浮かび上がっていた。
幾度となく男を迎え入れた身体が素直に反応していく。
長いピンク色の舌先が、興奮に乾く唇に淫靡に潤いを与える。
テーブルの下では、疼き始めた彼女の艶かしい脚が何度も組み直されていた。
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